2024年3月8日、日本の漫画界に大きな大きな衝撃が走りました。
それは、鳥山明さんの逝去です。
日本の漫画を変えた男、あの手塚治虫さんが素直に負けを認めた男、そんな鳥山明さんの後継者とも言われるとよたろうさん。
今日は、そんなとよたろうさんのことを調べてみたいと思います。
【何者?】とよたろうの本名や年齢などwiki経歴プロフ!
とよたろうとは?年齢や出身地
鳥山先生にほめられたくて漫画描いてました。僕のすべてでした
— とよたろう (@TOYOTARO_Vjump) March 8, 2024
とよたろうさんは、
日本の漫画家で鳥山明さんの「ドラゴンボール」をベースに、本人のアレンジを加えた「ドラゴンボール超」(2012年~)を連載中
です。
とよたろうさんは本名や年齢は非公開ですが、小学生のときにアニメ「ドラゴンボール」を見て漫画を描き始めたそう。
アニメ「ドラゴンボール」は1986年に放送を開始し、
印象が強くあります。
アニメのピーク時に小学校1年生だと仮定すると1984年ごろの生まれで、2024年3月現在40歳前後ではないかと思われます。
最終学歴は
と、確かな知識や学力、高い美術力を持っている漫画家としては異色の経歴の持ち主です。
出身地や顔も基本的には非公開ですが、最終学歴から栃木県やその周辺の出身
ではないかと考えられます。
尚、冒頭の画像はとよたろうさんのInstagramから掲載しましたが、顔が出ているものは一枚もありませんでした。
唯一わかることは、リーボックの「ポンプフューリー」というハイテクスニーカーを多数愛用していることのみでした。
とよたろうの画力は鳥山明より上?
とよたろうの画力評価
小学生のころから漫画を描き始めたとよたろうさん。
その後は独学も含めて画力を磨きますが、最終的に宇都宮大学教育学部中学校教員養成課程美術科卒業。
このことから、
デッサン力と美術の構図や表現理論を習得した確かな画力
があると見てよいでしょう。
かつて、鳥山明さんとの対談では
「とよたろうさんのネーム(下書き)は安心して見られる。これだけでも大満足」
という評価を得ていることから、漫画家としての画力もかなり高いと思われます。
その際に鳥山明さんはこう続けました。
いろんなアングルからの構図が多様出来れば完璧
このことから、現在が完成形ではなくまだまだ伸びシロがあり上手くなる可能性を秘めていると思われます。
鳥山明さんは、イラストレーターやキャラクターデザインでも一流の実績があり、
が真骨頂でした。
その画力は、あの「漫画の神様・手塚治虫さん」に
「鳥山明にはかなわん。僕の後継者だ」
と言わせたほどの実力ですから、その鳥山明さんに「大満足」と言わせてとよたろうさんの画力は相当なものと言えます。
実際にとよたろうさんのInstagramで公開されていキャラクターたちは、抜群に上手く、確かの美術理論に基づいた人体構造を理解したデッサンでした。
漫画特有のデフォルメされた人体ではなく、骨格や筋肉、腱や関節が織りなすリアルな人体を土台に据えられたものであることがわかります。
鳥山明との比較
とよたろうさんの「ドラゴンボール超」は、鳥山明さんの「ドゴンボール」のコマや構図をアレンジしている部分も多くあります。
その点から考察すると、
構図をゼロから生み出す鳥山明さんの方が画力や構成力は高い
と思われます。
しかし、その鳥山明さんから「大満足」という言葉を引き出させたとよたろうさんの画力もかなりのもの。
キャラクターや人体、背景のデッサン力という点では亀甲している
かもしれませんね。
しかしながら、画力や構図、デザインの良しあしだけではなく、セリフ回しや些細な表情、漫画としての読み応えや読後感などの要素もあっての漫画です。
厳密な比較は不要なのかもしれませんね。
鳥山明さんも2017年には
最近は自分のカラーが出てきて確実によくなっている!
との評価をしていましたので、比較というよりは
というスタンスなのではないかと考えられます。
とよたろうはドラゴンボールの後継者になる?
同じ漫画を題材にしている部分から、世間では
とよたろうは鳥山明の後継者
と言われますね。
しかし、鳥山明さんが
最近は自分のカラーが出てきて確実によくなっている!
という評価をした時点で
鳥山明さんは後継者になることを求めていない
ことは明らかです。
かつて、栗田貫一さんが声優の山田康夫さんの逝去をきっかけに「二代目ルパン三世」になったときに、「山田康夫の後継者」というジレンマに苦しんだといいます。
「初代に寄せれば寄せるほど完成度は上がりますがオリジナリティは消えていく、果たして何が正解なのか」と。
しかし、往年のルパン一味の声優陣から
という話がありました。
とよたろうさんに至っても同じことが言えるのではないでしょうか。
「とよたろうさんには、とよたろうさんのドラゴンボールがある」
そんな鳥山明さんの声が聞こえてきそうです。
作者が亡くなっても、作品は読者の心の中で生き続けます。
とよたろうさんの「ドラゴンボール」はとよたろうさんの「ドラゴンボール」、後継者を意識せずにオリジナルカラーで連載を続けていただきたいと思います。
これからも、とよらろうさんを応援しつつ「ドラゴンボール」読者であり続けたいと思います。
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